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私が学校医を担当する出雲市立今市小学校では、毎週土曜日、2年生から4年生までを対象に学校医主催のスポーツ教室「ハッピーアスリーツ」を開いています。写真はその一コマで、これからダンス教室が始まるところです。オレンジ色のシャツを着て子供を肩車しているのが私です。個人情報を大切にする時代ですから、笑顔たっぷりの子供たちの正面写真をお見せできないのが残念です。

私が子供の頃、メディアはテレビしかなく録画機能もないので放映される時間にしか見ることしかできず、メディアの視聴時間が長時間にわたることはありませんでした。下校時刻も早かったので、家にランドセルを置いて再び学校へ行ったり、遊園地や稲を刈った後の田んぼで自由に遊ぶなど、1日中よく動き回っていましたので、運動不足の子供はあまりいませんでした。

しかし今は当地でも、運動をほとんどしない子供のグループと競技スポーツを長時間している子供のグループに極端に分かれています。 運動不足はもちろん大問題です。 その一方で、種目に限らず特定のスポーツを長時間行うのは骨格の定まらない小学生には十分な配慮が必要なため、学校医としてスポーツ指導者に以下のように説明しています。

「小学生は大人の小型版ではないので、高校生や大人のしている練習を少なくしてやればいいというものではありません。勝負の結果や成績は大変気になりますが、慌てずゆっくりと育成する必要があります。将来有望なお子様でも、小学生の時にケガやスポーツ障害を負い後遺症を残すと将来活躍できなくなります」  

当日の段取りは大変だけど…

そのうち説明だけでは物足りなくなり、12年9月に学校医主催のスポーツ教室を立ち上げました。
スポーツ指導をして初めて、指導者の方々の苦労が分かりました。当日の段取り、外部講師との日程調査、物品の調達、保護者への連絡等、様々なことをしなければなりません。

土曜日の午後2時から開始して、1時間目は野球に関する基礎トレーニングです。2時間目はさまざまなスポーツに取り組んでいます。これまでに、ソフトテニス、卓球、ダンス、バスケットボール、バレーボール、サッカー、バドミントンをしました。今後は陸上、空手、スケートなど、たくさんの競技を予定しています。
 
開始から3カ月が経ち、参加している子供たちはぐんぐん上手になっています。そして私たちコーチの言うことをよく聞いてくれます。コーチたちはその姿を見て、「この活動を始めて良かった」と思っています。2年生から4年生までは、なるべく競争の少ない楽しめるスポーツを経験し、5年生でチームプレーを理解し、6年生になったらスポーツで活躍できる喜びを実感してくれたら嬉しいです。そして大人になっても、生涯、スポーツ好きであってほしいと思います。