1995年に当院設立後、今年で23年が経過しました。毎年、新たな設備投資、人材登用をしています。


■今年の人材教育の目玉


 当院の管理栄養士2名が揃って在宅訪問管理栄養士の資格を取得しました。
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写真:農家さんに借りている畑でポーズ(再掲)
 
 従来の外来指導に加えて、在宅管理の患者さんの栄養状態を見守ってくれています。在宅患者さんのほとんどは低栄養です。嚥下能力に応じて、必要なカロリーと筋肉量を保てるたんぱく質を美味しく食べられるように、患者さんごとに真摯に関わっています

 以前の僕は薬第一主義でしたが、彼女らの働きを見ていますと、食事と生活の前提の上に医療があることを実感しました。
 
 彼女らの働きぶりはだんだんと周囲に認知され、訪問看護師さん、ケアマネさん、開業医の先生が、在宅の患者さんの栄養摂取で困った時に相談してくださるようになりました。当院以外の在宅患者さんの栄養指導をさせていただくようになり、「地域の栄養ステーション」の役割も少しずつですが始まりました
 

■今年の設備投資の目玉 その1
 

 在宅訪問管理栄養の場で筋肉量の測定が必要になりましたので、体脂肪と筋肉利用を上肢、下肢左右別に測定する機器も購入しました(Inbody470)。
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Inbody 470

 糖尿病の外来栄養指導の説明で使用するときに、脂肪量を減らすより筋肉量を増やすように説明するほうが、ずっと患者さんのモチベーションが上がります
 
 この機械を用いて地元の某高校野球部の選手について、冬季トレーニング対策として筋肉量を経時的にフォローしています。トレーニングの効果があり、1カ月半の間に23名中22名で体重増加がありました。体重が増加した22名中16名に筋肉量の増加が認められましたが、6名の選手は脂肪量が増えて筋肉量は増えていませんでした。体重が減少した1名は、筋肉量は増加していました。指導の先生にお伺いすると、筋肉量を測定することで選手が筋肉量を意識してトレーニングに集中するようです。トレーニングの目標としている筋肉がモニターできるのは大変ありがたいことです。筋肉が増えず脂肪量が増えている6名の選手はトレーニングメニューの変更が必要です。
 
 僕の長男は中学の野球部員です。僕は保護者会長をお引き受けしていますので、一回野球部員たちの筋肉量を測定しました。野球部員は冬季トレーニングでひたすら走り込むので下肢筋力は十分でした。上肢の筋肉量が少ない選手が多かったので指導の先生にお伝えしたところ、上肢筋力アップのトレーニングメニューを増やしてくださいました。モニターする内容を詳細化すると、対策が立てやすいですね。
 
 
■今年の設備投資の目玉 その2


 看護師さんの採血室をブース型に変更しました。ブース型の採血台を3台設置し、ゆっくりと対面しながら採決しています。電子カルテ端末を設置していますので、オーダー内容と名前を再確認できます。また、診察前にバイタルチェック、看護問診もしていますので、待ち時間対策と、医師への事前状態連絡に非常に有用です。     
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