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日本に在留している私費外国人留学生に奨学金を支給し支援する「ロータリー米山記念奨学会」のカウンセラーをしています。現在は島根大学大学院の博士課程で学ぶミャンマー人医師ヘイン先生(写真中央)とモンゴル人医師アマラ先生(左)の日本での勉強と生活環境のサポート係です。とはいえ、お二人は皮膚科に所属する大学院4年生で、すでに立派な研究をされ日本語もバリバリですから、私がお手伝いすることはあまりなく、どちらかというと私の方がアジアの医療や情勢を教えていただいています。

■ミャンマー医学界のキーパーソンになる逸材

イケメンのヘイン先生、従妹はミャンマーで最も有名なモデルさんだそうです。民主化後、経済発展中のミャンマーでNO.1の高校を飛び級で卒業、さらにマンダレイ大学を卒業後、タイのマヒドル大学でHIV患者さんの診療に従事されました。彼の研究内容は健常皮膚内にあるペプチド物質です。このペプチド物質により、真菌(カビ)の侵入を防がれているとのこと。目下、最も有名な科学雑誌に投稿準備中です。すでにエディター推薦を受けているそうでうらやましい限りです。私もメジャー雑誌に投稿経験(とリジェクト経験)がありますが、投稿する際、エディター推薦の有無とエディター名の申告を求められものがありました。やはり通るべき論文は最初からセレクトされているようですね。彼は米国医師試験にも合格し、来春からはニューヨーク医科大学でレジデントとして学ぶことになっています。とても温厚な方で近々結婚も控えていらっしゃいます。やがてミャンマーの医学界のキーパーソンになられる方でしょう。
 
■3人のママでもあるモンゴルの女性医師

アマラ先生は小児科医、3人のママ、研究者、そして大学教授の奥さんでもあるとても活動的な方です。モンゴルのモンゴリア大学を卒業され小児科医として活動後、ご主人の留学に伴い来日。当初は主婦でしたが来日4年目からご本人も研究生活を始められました。モンゴルにおいても最近はアトピー性皮膚炎の児童が増加しているため、アトピー性皮膚炎の病態を明らかにすることを目指して皮膚角層内の炎症性物質を研究されています。すでに、英語論文が発表されています。学位取得後の来春には母国の大学で小児科医の指導医になられます。留学期間中に子育てと研究生活によるキャリアアップをされ、医師としてのライフワークバランスを見事に実践していらっしゃいます。
 
私自身、同じアジアの他国の優秀な医師と面識を持つことで、大変有意義な時間を過ごしています。